皆さんこんにちは、英学です。
英会話スクールやオンライン英会話でブラッシュアップすることは、英会話上達にとても効果的です。ただ、週に数回のレッスンを受けるだけで上達することは出来ません。
語学習得には、一定の学習量の確保が必要です。そして何より継続が必要です。そのためレッスン以外の時間も、トレーニングを積み重ねることが、より着実な英語上達につながります。
今回は、これまで僕が実践してきたものの中で音読、シャドーイング、ディクテーションなど、英会話初心者の方に特に効率的な勉強方法をご紹介します。
それではまず教材を用意しましょう。
もちろんスクールに通っている方でしたら日頃レッスンで使っている教材を活用するのも良いでしょう。
ただし、音声とスクリプトがセットになった教材である必要がります。
【目次】
1、音読
音読は英語学習の基本です。ポイントはただ音読するのではなく、書かれている内容や状況を可能な限りイメージしながら声に出す習慣をつけることです。イメージしながら声に出すことで英語を耳にした順に理解できるようになり、「英語を英語のまま理解できる」ようになります。
正しい発音でトレーニングするために、音声つきのテキストを使うことがおすすめです。効果的な音読をする方法を順番にみていきましょう。
(1) テキストをよく読んで内容を把握する。(意味の分からない文章を読んでも意味がない)
(2) 単語の発音や音のつながりに注目しながら音声を聞く。
(3) 適度に区切って何度か真似をするように声に出して読んでみる。
(4) 滑らかにスラスラ声に出して読めるようになったら、全文を続けて音読する。
(5) 自分の音読を録音してチェックする。
2、オーバーラッピング
オーバーラッピングは、英文を見ながら、音声に合わせて音読するトレーニングです。英文の助けを借りながら音読するので、補助輪付の自転車で2輪自転車に乗れるようになるための練習をしているような感じです。英会話初心者の方でも非常に取り組みやすいトレーニングです。
ポイントは、音のリズムやイントネーションを意識して真似ると、英語特有の発音ができるようになります。これが出来るようになるとリスニング力も向上します。
効果的なオーバーラッピングのポイントは3つです。
(1) テキストを見ながら音のつながりや区切り、強弱や抑揚など英語のリズムをつかむ。
(2) 音声を自分が余裕を持ってついていける長さで切って、音声に重ねて発音する。
(3) 慣れてきたら、全文続けて音読する。
3、シャドーイング
シャドーイングは、英文を見ずに音声だけを聞いて影のように追いかけて音読する方法です。何の助けもなく音声だけを聞きながら発声するので、英語で考えて英語で話すという実践的なトレーニングと言えるでしょう。流暢に話すために良い練習になります。
ポイントは、聞こえた英語をそっくりそのまま発声すること。最初は難しいですが、くり返すことで慣れていきます。
2つのステップを踏まえてシャドーイングの練習をすると効果が高まります。
(1) 英語のリズム・発音を意識し、そっくりそのまま真似るようにする。
(2) 自分の声を録音し、音声と聞き比べる。
(3) テキストを見ながら英文の構造や単語の発音を確認する。
英会話初心者は英会話学校に通うべきか?
ネイティブと話しをしても英語は上達しません。むしろ英語力の伸びは遅くなるかもしれません。単語を覚え、文法も理解した上で、音読トレーニングをして、ようやく英語のスキルが身に付くようになります。いきなりネイティブ講師と会話をしても、初心者にはレベルが高すぎるので効率がいいとは言えません。
本格的に英語を学びたいのであれば、かえって日本人講師の方が良かったりします。英語を外国語として体系立てて学習し、英語のスキルを身につけた日本人講師のほうが英語を学習する上で必要なプロセスを理解しているからです。
ネイティブ講師はそれを教えることができません。我々日本人もどうやって日本語を勉強したかを聞かれたら困りますよね。(もちろんネイティブ講師に学ぶ利点もあります。)
英話教室の授業はせいぜい週に1回〜2回程度です。しかし英語を習得するためには毎日のように詰め込み学習をする必須があります。英語学習に必要な単語(イディオム)と文法は覚えるしかありません。英語学習以外にも言えることですけど、自分で「成長しよう」「デキるようになりたい」という能動的な意志がないと無駄になってしまいます。
習うことというのはどうしても受け身になります。レッスンに通うことで満足してしまいます。また講師も生徒に満足してもらうために模範解答を教えます。
「日本語のこの表現は英語ではこう」「この質問が来たら、こう答える」
しかしこれでは丸暗記になってしまい、ほとんど通用しませんし、本物の英語力は身に付きません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。