【独学で英検1級に合格した英語コーチが教える】英会話初心者の英語学習法

皆さんこんにちは、英学です。

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英語に関する悩みは人の数だけあります。初心者から中級、上級者に至るまで様々です。もちろん僕自身も英語学習者の一人として日々悩みながら格闘しています。学生時代から独学で英語学習に向き合ってきただけに僕のところに悩みを聞きに来る人はこれまでも沢山いました。

 

多くの日本人の英語学習者が持つであろう悩みを自分の経験を基に少しでも解消して英語を学習することだけに集中出来るよう役に立ちたいと思い記事を書いています。

 

この記事では英会話初心者の英語学習法について僕の体験を交えながら一番効率の良い学習法をお伝えします。

 

今回お伝えする内容は以下の通りです。

興味のあるところから読んでいただければと思います。

 

【目次】

1 英会話初心者は最初に何をするべきか?

英会話初心者はまず大きく分けて3つの知識を習得する必要があります。それは「英単語」「英文法」「発音」です。

 

本の学校で学ぶ英語の授業は役に立たないと言われていますが本当にそうでしょうか?

 

実は学校では英会話に必要な「英単語」「英文法」「発音」を教えてくれていますよね。英会話初心者の方はそのことを忘れてしまっているのかも知れません。まずは中学や高校で習った英単語や文法をおさらいすることはとても大切なことです。

 

発音だって先生が教科書を読んでくれたり、みんなで声に出して教科書を読んだりしましたよね?単語のスペルを教わるだけでなく、その英単語がどのような発音なのかも教えてくれていたのです。ネイティブの発音をテープで聞かせてくれたりもしたはずです。日本の教育を受けていればみんな英会話の基礎は教わっているのです。

 

でも、残念ながら中学で覚えたはずの基本的な英単語を忘れてしまっているのです。単語を覚えていたとしてもその使い方を忘れてしまっていることが多いのです。料理で言えば、単語は材料で、文法はレシピです。英語の音を発する以前にまずはこのことを理解しましょう。

 

英会話初心者の英語力はまず知っている英単語の数が圧倒的に少ないので、まずは2000〜3000語くらいは覚える必要があります。

 

僕の経験上、多くの英会話初心者は500語レベルです。最低1000語は必要です。できれば3000語は欲しいところです。

 

中学3年間で教わる英単語の数は大体1200語ですので、まずは中学英語のレベルをクリアしましょう。覚える方法は色々あると思いますが、まずは自分が覚えやすそうな単語帳を選んで毎日少しずつ、そして何度も繰り返して覚えるのがいいと思います。相性があるのでいくつか紹介した中で気に入ったものを選んでやってみて下さい。

 

 

単語と同時に身につけなれければいけないのが英文法の知識です。中学英文法を復習するためには市販の参考書や問題集が最適です。

 

この参考書は中3まであって、中学英文法の参考書としてはとてもオススメです。参考書でありながら著者の山田先生が無料で動画で解説してくれています。これはとてもお値打ちの参考書だと思います。

 

中学レベルの英単語を覚えて、中学レベルの英文法をおさらいしたら、英会話のコアとなる部分は完成です。力試しに英検4級にチャレンジするのもいいかもしれません。でもあくまでも英会話の基礎ができつつあるだけです。

 

中学3年間で習う英語を完璧にしても残念ながら英語を話せるようにはなりません。日本の英語教育が良くないからではありません。練習が足りていないからです。

 

想像してみて下さい。

 

体育の時間に教室で泳ぎ方を習ったとしましょう。水に入ったらどのように手や足を動かし、どのタイミングで息継ぎをすればいいかを教えてもらいます。英会話学習で言えば英文法に当たる内容です。そして泳ぐための筋力や水をかく力が備わっていない場合は筋トレが必要です。これは英会話学習で言うところの英単語です。泳ぎ方と筋トレをしていざプールに飛び込んだところですぐに泳げるようになるでしょうか?

 

練習が必要ですよね。

 

基礎を学び、知識が身についたとしてもそれを応用し実戦で発揮できる形にしなければなりません。なんでもそうですよね?英会話が出来るよになるためにはこのレベルからは簡単な英文を組み立てる練習が必要になります。

 

いわゆる中学生レベルの英単語と英文法の知識を使って英文を組み立てることができるように練習するのです。

 

例えば、「私は毎朝7時に起きます。」と言う日本語を見てすぐに「I get up at 7 o'clock every morning.」とすぐに書ける(言える)ようになる練習です。このようなことを瞬間的にできる状態にすることが英会話に必要な脳の働きになります。

 

日本の英語教育を受けても英語が話せるようにならない理由は、この練習をあまりしないからです。これを何度も続けていけば必ず英会話ができるようになります。

 

私がまずオススメしたいのは瞬間英作文です。

 

 先ほどのような簡単な日本語の文章を見て瞬時に英語が出てくるかを練習する本です。これを完璧にするだけでかなり自身がつくと思います。でもこのレベルでもまだ英会話初心者になったとは言えません。

 

では英会話初心者とは一体どの程度英語ができる人なのでしょう?

 

2 英会話初心者に必要な英語力は?

英会話の初心者レベルは英単語数でいうと大体1000語〜3000語です。中学英語を完璧にマスターしたとしても1000語強なので実際にネイティブと会話できるほど十分な語彙力ではありません。

 

英語を第二外国語として学ぶ学習者を対象とした英語で書かれた辞書なども3000語くらいは知っていないと辞書で引いた意味を説明する文章が理解できません。難しい内容を簡単に説明するために最低でも3000語くらいは知っていないと意味の分からない言葉の意味を知ることができないのです。

 

そして単語や文法の知識とともに重要なのは話しの内容です。もし英語を話せるようになったら外国人と何を話すかということです。外国人と話をするようになるとわかりますが、会話の内容に文化や習慣の違いなどが含まれてきます。一緒に食事に行っても食べる料理の作り方や材料などを聞かれたりします。そんな時に食文化や食習慣などに話が及ぶことも多々あります。

 

英会話に必要なことは英語の知識以上のものがあることも理解しておくといいと思います。そのためには英会話初心者に必要な英語力は3000語程度の単語力で簡単に日本を紹介できるようにしておくといいと思います。

 

3 英会話上達のための独学

英会話スクールやオンライン英会話で英語を練習することは、英語力をつける上でとても効果的です。しかし、ただレッスンを受けているだけでも決して上達はできません。

 

英会話習得には一定の練習量が必要です。レッスン以外の時間に独学でトレーニングを積み重ねることが英会話の上達に一番必要なことです。

 

でもどのようなトレーニングが必要か分からないという方にこれからトレーニング方法をお伝えします。

 

僕がこれまで英語を学習してきて英会話(スピーキング)とリスニングのスキルを飛躍的に伸ばせた方法は音読です。この方法は英会話初心者のみならず全ての英語学習者にオススメの練習法です。

 

まず自分にあった英文の教材を探します。自分のレベルに合っていて、かつ自分が話せるよになりたい好きなジャンルのものを選びます。仕事で英語を使うのであればビジネス英語、海外旅行で英語を使いたいのであれば日常英語などの教材を選んで下さい。

 

大事なのは音声とテキストがセットになった教材を用意することです。音読は音が命なので、音声がない英文ではあまり効果がありません。

 

音読のポイントは、英文の意味をきちんと把握した後に、声に出して読む時に内容を頭でイメージしながら声に出すようにして下さい。これをすることによって単語を耳にした順番に把握できるようになります。

 

正しい発音を意識するために、可能な限り音のつながりや切れ目を意識して抑揚やイントネーションなどを真似て読んで下さい。

 

音読にはいくつかやり方があるのですが、英会話初心者の方はまずはこのやり方を繰り返しおこなって下さい。あくまでも僕の目安ですが、100回くらい練習するといいと思います。文章は1分くらいで読める長さのものを使用して、毎日朝晩1回ずつで50日続けるイメージです。

 

直近の例でいうと英検1級の二次試験対策の時に音読で仕上げていきました。試験は面接官とのスピーチなので、二次試験用の参考書を一冊まるごと朝晩1時間ずつ約1ヶ月音読していました。一次を合格してから二次試験までの間だったので日数的に十分ではなかったですが、ほぼ口をついて出てくるくらい英文が頭に浸透し、無事合格することができました。

 

英会話上達法に王道はありません。色々なやり方もあるでしょう。この記事では少なからず僕が取り組んで実際に効率よく結果を出した方法をご紹介しました。あくまでもテストのための練習だったので、その時の練習は二次試験受験後はやっていませんが、英会話力を維持したいのなら自分が身につけたい種類の英文を日常的に音読して習慣にすることをオススメします。

 

4 英会話学校に通うべきか?

今、まさにお伝えした通り、英会話学校は会話する相手がいる学校ですからとても効率的で有意義なレッスンが受けられると思います。

 

でも、そのような効果が得られるのはレッスンを受けていない時間にどれだけ練習をすることができるかにかかっています。

 

プロのアスリートを思い描いて下さい。誰でもいいです。

 

プロ野球選手だとしましょう。その選手は小さい時に所属する野球チームなどで野球のルールを教わったことでしょう。そしてボールの投げ方を教わり、バットの振り方を教わったはずです。上手になるために何度もキャッチボールをして、何度もバットを素振りしたことでしょう。誰よりも一生懸命自主トレーニングをし、先輩や後輩とも練習したでしょう。そしてようなくレギュラーになり試合に出れるようになります。試合に出れるようになっても都道府県の大会や甲子園で勝つためにはさらに練習が必要です。めでたくプロになっても今ままで以上に練習をしなければレギュラーの座を取れません。当然のことながら、レギュラーになってもさらに毎日のように練習は続きます。

 

もうおわかりですよね?

 

英語で会話をするということは試合に出ることと同じだと考えて下さい。ルールを習うことやボールの投げ方やバットの振り方を習うのは学校で習った英語の知識です。教室の机に座って英語の授業を受けただけで、英語がしゃべれるようにならない理由がわかりますよね?

 

試合に出るために練習しないアスリートなどいません。英会話をするのにスピーキングの練習をしないで話せるわけがないのです。

 

日本の英語教育自体は決して悪くはないのだと思います。しかし、英語を話す練習をすることに重きを置いていませんね。生徒たちに練習を沢山することをあまり教えていません。多くの英会話学校ですら例外ではありません。英会話学校には大抵ネイティブの先生がいて英語を話してくれます。でもレッスンを受ける生徒としてはリスニングは伸びたとしてもスピーキングはあまり伸びないのです。

 

英会話学校に通うべきなのはスピーキングの練習を沢山している人なのです。なぜなら練習を沢山しないと試合に出ても収穫がないからです。練習を沢山しないで英会話教室に通っても、収穫がないばかりか落胆してやる気すら削がれて帰ってくることが目に見えています。

 

5 まとめ

いかがでしたか?

 

会話というのは自発的に意思を表示することです。学校や先生に頼っているようでは上達はしません。彼らの助けや補助によって磨かれていくのは自ら日々トレーニングを積んで研鑽している人たちの英会話力なのです。

 

英会話学校は英語を学ぶ素晴らしい場所だと思います。でも英会話初心者にはますその前にやるべきことがあり、それをクリアし、ある程度スピーキングの練習を済ませた後に門を叩くことをオススメします。

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。