皆さん、こんにちは英学です。
今後益々国際化が進み、グローバル人材が求められる世の中で英語力、(社会人であれば)TOEICの高得点が求められる環境下にあります。学校や会社でより高いスコアを求められ、決められた期限までに結果を出すことはとても大変だと思います。
自己流で独学したり、高い授業料を払って実力に合っていないスクールに通って大切な時間やお金、エネルギーを無駄に使いたくないですよね。また安いからといってただ英語を話せるだけの外国人と英会話レッスンをしていても高い効果は得られないでしょう。
この記事ではTOEICを効率よく短期間でスコアを上げたい方に即効性のある攻略法お伝えします。
【目次】
結論から言います。一番大切なことは戦略です。
何でもそうですが、成功している人や物事うまくいっている人はただガムシャラに頑張ったわけではありません。そのような時期を経て徐々に効率が上がっていき、それなりの戦略というものが出来てくるのだと思います。非効率な環境や方法で一生懸命頑張っていても、得られる結果はたいしたことはありません。まずはうまくいっている人の真似をすることにこだわって下さい。
僕も最初は英語学習の初心者でした。日本生まれ、日本育ち、就職するまで海外生活などの経験はありません。
だからこそお伝えしたいのです。なぜそんな僕が大学時代にTOEIC980点取れたかを。当時の戦略やコツを整理し、現在でも通用する方法をまとめているので、これからTOEICに挑戦する人、最近TOEIC学習を始めた初級、中級の方、スコアに伸び悩んでいる中上級者の方は是非読んでみて下さい。
1 教科書・参考書・問題集は一点集中
書店に行くと英語学習の本棚には沢山のTOEICの参考書や問題集が置いてあるセクションがあります。その中から僕がどのような教材を選んだと思いますか?効率よくTOEICのスコアを伸ばしたいならまずは単語帳です。退屈な勉強かもしれませんが、単語を覚えることが一番即効性があります。
どんな言語でも単語と文法から出来ています。なのでまず初めは語彙力がないと話になりませんよね。逆に語彙力がついてくると長文読解力なども伸びてきます。小学校や中学校の時に毎日朝自習で漢字の練習をさせられましたよね?母国語だって沢山書いて覚えたのですから、外国語の単語を覚えるのは当然ですよね。
書店に行くと沢山のTOEICの単語帳があります。「600点突破!」「860点突破!」「900点クリア!」などレベル別になっているものもあります。TOEIC対策のものであれば気に入ったものでいいと思います。手に取ってみて自分のレベルに合ったものを選びましょう。ポイントは半分くらい分かる程度のものを選びましょう。
あまり分からない単語ばかりだとすぐに嫌になってしまうので復習も兼ねてまずは分かる単語もある程度含まれているものがおススメです。そして、レイアウトなど見やすいもの、覚えやすいものを選ぶといいと思います。自分に合ったもの、続けられそうなものを選びましょう。
いくつかサンプルとしてご紹介しておきますね。↓
Amazonなどの評価やレビューなども参考にしてみて下さい。
大切なことを言います!
これは単語帳に限りませんが、教科書や参考書、問題集は一冊をボロボロになるくらい繰り返して下さい。一冊全てを吸収してから次の本に進んで下さい。全てをやり尽くすことで思った以上に自信がつきます。試験を受ける上で一番大事なことは準備することです。そして準備をしたことに自信が持てるかということがとても大事なのです。ただ学力がつくというのと、試験で良い結果を残すというのはこのあたりの違いがあります。
単語帳だったら類義語や反対語、熟語や例文など全て覚えて下さい。隅々まで丁寧に覚えることで確実に力がつきます。単語だけ覚えるのは効率が悪いので文章にしたり他の単語と関連付けたりして覚えたほうが絶対に有効です。点を点のまま捉えるのではなく、点を線にして線を面にすることが重要です。記憶が定着しやすいことに気づくと思います。効率よく勉強する習慣を身につけると英語学習が楽しくなりますよ。
単語の暗記は単調な作業で面白くないかもしれませんが、何でも最初が一番大変です。そして最初が何でも一番大変です。とにかく一冊を何周もして下さい。私はよく3ヶ月くらいかけて何十周もしました。最初はいつも大変ですが、慣れてくると一日で一周できるようになるのでそれほど時間はかかりません。そのレベルに到達して尚も1ヶ月とか繰り返した後に次の単語帳に進むようにしていました。
2 リスニングは「聞ける」を「言える」に変える
TOEICはリスニングとリーディングの配点が半分ずつです。他の英語の試験ではそこまでリスニングパートのウェイトが大きくありませんよね。TOEICの場合は、前半45分で100問リスニング問題を解かなければなりません。次から次へと矢継ぎ早にリスニングの問題が続きます。流れてくる英語をどんどんキャッチできないと高得点は望めません。そのためにはまず単語が聞き取れないと音だけがむなしく流れていってしまいます。
TOEICのリスニングは高得点が狙えます。
TOEICのリスニングパートに出てくる単語はそれほど難しくはありません。TOEIC用の単語帳を覚えていれば問題ありません。内容もごく日常的なシーンで聞く会話や駅や空港など公共の場で流れるアナウンスのようなものが多いので特別な知識は要りません。ただ海外で生活した経験がない方などは慣れが必要です。慣れるためにはTOEICの問題集を繰り返し練習すればどんどん正解できるようになるのでとてもやりがいがあるパートです。
そして単語帳と同じくリスニングの問題集も「コレ!」と決めたものを集中して繰り返し解いて下さい。徹底的にやりこむことで脳に音が定着し正解率が上がっていきます。初めはできなくても気にする必要はありません。回数を重ねるごとに聞き取れる部分が増えればいいのです。リスニングの学習は聞き取れなかったことが聞き取れるようになるための作業なのでとても地味な学習ですがハッキリと成長が感じられるのでとてもやりがいがあります。
やり方は簡単です。問題を解き聞き取れなかったところは英文のスクリプトを見て確認して下さい。その時はしっかり聞き取れない理由を明確にして下さい。基本的に理由は2つです。一つはスクリプトを見てすぐ分かる場合。そしてもう一つはスクリプトを見ても知らない単語やフレーズだったため聞き取れなかった場合です。
英文のスクリプトを見てすぐ分かった場合は耳が慣れていないだけなので、すぐ聞き取れるようになりますよね。単語やフレーズの意味が分からなかった場合はその場できちんと覚えて、次は聞き取れるようにしておきましょう。
リスニングはこのふたつの作業の繰り返しです。繰り返します。聞き取れない理由はふたつしかありません。なぜ聞き取れなかったのかを把握した上で、英文を見ながら音を聞いて全てクリアに聞けたら聞き取りは完了です。どんどん次に進んで数をこなしていって下さい。
これでリスニングの勉強は終了です。
そして、ここからが重要です。
クリアに聞き取れるようになったリスニング教材は完璧に言えるようにしましょう。意味を理解した文章を声に出して繰り返し発声して覚えてしまいましょう。この練習が実は一番実力がつきます。何度も声に出して毎朝、毎晩お経のように音読して下さい。こうしてリスニングの問題集を一冊丸ごと徹底的に音声ごと自分のものにするとリスニング力のみならず発音もよくなり、会話力もつきます。もちろん読解力や速読力も飛躍的に伸びます。
中途半端な理解のまま次々と他の問題集などに手を出してしまうととても効率が悪くなるのでその分スコアが伸びづらくなってしまいます。僕は大体一冊のリスニングにかけるエネルギーは朝晩1時間ずつ音読をして100回同じものを繰り返すと全ての文章を見ないでもスラスラと口から出てくるようになります。この状態になると「聞ける」が「言える」状態になります。十分自分の血や肉にしてから次に進みます。特にリスニングについては今はいくらでも音声が入手出来るので便利になりました。その意味では昔リスニングが苦手だった方などは今の時代の方がはるかに勉強しやすくなったことを実感すると思います。
参考までに私が実際に解いてみて良かった問題集をいくつかご紹介しておきますね。↓
やはりETSから出ている公式のものを一冊完璧にして、難易度と傾向をつかんで下さい。
ただ、この問題集は大きいし重いので何度も練習するにはいつでも持ち歩けるハンディーサイズのものをオススメします。↓
まずは手始めに神崎先生の「初心者特急」をオススメします。この朝日新聞出版からはTOEICの問題集が沢山出版されているのですが、片手で持ち歩けるのでとても便利です。男性のスーツの内ポケットに入るサイズなので私はTOEIC学習の時は毎日持ち歩いていました。
最後にリーディングの攻略法です。TOEICのリーディングのスコアを上げるために私がしたことは精読でした。多読や速読を勧める人もいますが、分からないことをなくして100%の状態にすることの方が大切です。単語が理解できて、文法も分からない要素がない状態でないといくら多読や速読しても中途半端になるだけです。まず分からないところがなくなるまで読解にエネルギーを注ぎます。しらみつぶしに理解していくしかないのです。毎日少しずつでもその作業をこなしていくと積もり積もって分からないところがなくなっていきます。まずは正確に読めて理解できるようになることを目指して下さい。遠回りに思えることが最も近道だったりします。
これはやはりETSが出版している公式の問題集でTOEIC独特のリーディング教材を使って精読するのが一番効率的です。
そして洋書から一冊ご紹介します。この文法書は世界中の英語学習者から選ばれ続けているベストセラーです。本当ならこの文法書から初めて頂きたいです。英語を英語のまま学習できる素晴らしい良書です。
英文法の基礎は大体分かっているという中上級者に是非チャレンジして頂きたいのは「でる1000問」です。これは大好きでしたね〜。かなりボリュームがってやりがいがあるのですが、これを何度も繰り返し解いて完璧にするとパート5とパート6の文法は満点取れるようになります。実証済みなので保証します。
5 まとめ
初めは時間もかかるし大変です。単語を覚えるのも、リスニングが聞き取れないのも辛いし嫌になりますよね。でも気にしていても仕方ないので感情を脇に置いて機械的に朝15分起きた後、夜15分お風呂から出た後とか何も考えずに机に向かうことをオススメします。機械化して習慣化すると勉強も楽になります。やったりやらなかったりが一番精神衛生上良くないと思います。
やることはものすごくシンプルです。今回ご紹介した攻略法は誰にでも出来ることです。重要なのは当たり前のことを徹底的にやることです。普通のことを普通じゃないくらい繰り返しやると普通の場所からは見ることができない素晴らしい景色が見えてきます。
勉強法に迷っている方、勉強しているけどスコアに伸び悩んでいる方、思考錯誤しながらも独学で英語力を伸ばしてきた僕の経験を参考にしてみて下さい。必ず結果に変化が現れるのでチャレンジして下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。