皆さんこんにちは、gAKUです。
今回は是非皆さんに見て欲しい動画をご紹介します。
先日トヨタ自動車の豊田章男社長が母校の大学でスピーチをした時の動画を見ました。見終わったら自然と涙が流れました。僕はとても感動しました。お世辞にも英語がうまいわけではないのですが、とても流暢です。そしてとても聴衆を惹きつけています。
僕も長年外国の企業で働いていたので分かるのですが、日本人がスピーチを始めると、外国人は寝る準備を始めるかのごとく聞く気はありません。決まって面白くないからです。原稿を読み上げるだけなら自分で読むから聞く必要がない。「え〜」とか「まあ〜」とかが多い聞き苦しいスピーチばかりだからです。
しかし、豊田社長のスピーチはそのようなものとはかけ離れたとても素晴らしいものです。
発音など完璧でなくても、心を伝えることが大切だということ、伝える内容が大切だということを感じ取って欲しいので、是非聞いてみて下さい。
豊田章男 米国バブソン大学卒業式スピーチ 「さあ、自分だけのドーナツを見つけよう」
会場からは笑いが起こり、アメリカ人の若者も家族たちも完全に惹きつけています。みんな豊田社長に拍手喝采を贈っています。
これほど人々の心をつかむスピーチができる日本人はまずいません。じっくり研究してみて下さい。
英語ができるというのはまさにこのこのようなことです。
最初から最後まで素晴らしいのですが、挨拶の後、卒業生に向けて就職の不安を解消します。
「TOYODAでの仕事をプレゼントします」
と言うと、学生からは響めきが起こります。
そしてその後社長は、「まだ人事にOKもらってないけど」と言って笑いを取ります。
その後も今晩みんなが参加するパーティーに行ってもいいか?とか、でも「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終回見なきゃいけないから遅くまでいれないとか、あたかも自分も卒業生と一緒の世代の一人として学園生活をしてきたかのような話題を入れています。
ちなみに「ゲーム・オブ・スローンズ」は全米で大人気のドラマです。
子供の頃の夢はタクシードライバーになることだったけど、夢は叶わなかったけど、かなり近いことができているなどと微笑ましいエピソードも話しています。
大好きなものの象徴に「ドーナツ」の話をしています。そして卒業生たちに「Find your own donut.」とメッセージを伝えています。喜びをもたらすことを見つけよう!と。
このスピーチはゴーストライターがいるかもしれませんし、かなりアドバイスを受けたり練習をしたかも知れません。しかし、もしそうであったとしてもあれほど自分の言葉で自分のものとして話が出来るのは素晴らしいことです。たどたどしい場面などなく、言い澱みもなくとても力強い感動のスピーチです。
日本人はどうしても綺麗な発音じゃないと英語を話そうとしなかったり、つかえたりすると恥ずかしそうにしますが伝えることが大切です。そして伝える内容が大切です。
何を伝えたいのか?そのためにはどのように伝えるのか?どう理解して欲しいのか?など相手に届けるコンテンツが大切なのです。
だからこそ、英語を勉強するということは、伝える内容を勉強することであり、教養を磨くことなのです。
是非、この動画を見て英語学習のモチベーションのギアを上げて下さい。あんな風に話すことができたらどんなにカッコいいか想像してみて下さい。
みんなで頑張りましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました。