【TOEIC初心者向けに英語学習法を伝授】オススメの参考書とスタディーアプリを紹介

皆さん、こんにちはgAKUです。

 

TOEIC初心者の皆さんにTOEICにチャレンジするまでの心構えや取り組み方をお伝えします。

 

TOEICに挑戦しようと思っても何から始めていいかよく分からない方、この記事を見てTOEICという試験の内容を理解して自分なりにの対策とプランをたててみて下さい。

私も初めは初心者でした。当時はネットがない時代だったので今のようにすぐに効率のいい学習法が見つかりませんでした。色々と試行錯誤して英語学習をしてきた経験を活かして皆さんには効率のいい学習法を共有します。

 

【目次】

 

1 TOEICってどんな問題が出るの?

まずはTOEICを知ることから始めましょう!

 

これから戦う相手を知ることことなくして戦略が立ちません。対策や攻略法を考える上でもまずはTOEICの概要を把握することが大切です。

 

TOEICは大きく分けると2つに分かれます。正確にいうとTOEIC SW試験というスピーキングとライティングの試験もあります。しかしこの記事では最も受験者が多いTOEIC Listening&Reading Testについて解説していきます。

 

・テスト概要

 

TOEICは2時間の試験です。問題数はリスニング100問、リーディング100問、計200問です。試験はマークシートで記述問題はありません。スコアはリスニング/リーディング共に5〜495点で算出され、計10〜990点の5点刻みで表され満点は990点です。

 

・問題の構成

 

パート1〜4までがリスニング、パート5〜7までがリーディングとなっています。

リスニングセクション(約45分間・100問) 会話やナレーションを聞いて設問に解答

Part1

写真描写問題 6問
1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。
Part2 応答問題 25問
1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。
Part3 会話問題 39問
2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。
Part4 説明文問題 30問
アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある。
リーディングセクション(75分間・100問) 印刷された問題を読んで設問に解答

Part5

短文穴埋め問題 30問
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
Part6 長文穴埋め問題 16問
不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。
Part7 1つの文書:29問
複数の文書:25問

いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。
 

(引用:http://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format.html)

 

www.iibc-global.org

 

・受験方法

TOEICは年10回(2月、8月以外毎月)、全国80都市で実施されています。TOEIC公式ホームページで日程を確認してインターネットやコンビニ端末から申し込み可能です。↓

www.iibc-global.org

 

2 今、TOEIC受けたら何点取れる?

TOEICの試験がどのようなものか大体分かったところで、今度は自分の英語力をTOEICにチャレンジして確認してみましょう。まずはTOEICを申し込んで受験してみるのもいいですし、公式問題集や模擬試験などを購入して時間を計って解いてみて下さい。リスニングのスピードやリーディングのボリュームは実際に解いてみないと分かりません。そして2時間休みなしで解くとかなり体力とエネルギーを消耗するので集中力も必要です。

 

この時重要なことはなるべく公式問題集で試すようにして下さい。そして特に最新版を使うようにして下さい。最新の試験の傾向や難易度を反映しているはずなので複数回分解くなら最新のものから古いものという順番で進むようにして下さい。

 

これが最新の公式問題集です。↓(2019年6月現在)

 

 特にリーディングパートは初心者の方ですと75分間で100問解き終えることはできないでしょう。900点を超えるような上級者でも時間内にリーディングパートの問題を解き終えるのは難しいくらいです。なので初めは最後まで到達できなくても気にしないで下さい。TOEICのテスト形式に慣れるだけでだいぶ得点できるようになるのでポジティブに進んでいきましょう。

 

まずは手応えを感じて下さい。思ったよりできたとか、できなかったとか。意外と得意なパートや苦手なパートなども把握できると思います。それを踏まえて今後の英語学習のペースや戦略が立てられるようになります。これがきちんとできないとTOEICを攻略することができないのでしっかりと自己分析をして下さい。

3 TOEICの平均点ってどのくらいなの?

英語学習は自己研鑽であり自分との戦いでもあるので、あまり人と比べても意味はありません。あくまでも過去の自分と比べてどのくらい成長できたかが重要です。ただそうはいっても学校や会社などで求められるのはスコアです。大体自分が平均と比べてどのくらいのレベルにいるのかを確認してプラスのモチベーションに変えて下さい。

 

以下はETCが公表している平均点です。

 

TOEIC全体の平均点:596.9点

リスニングの平均点:327.4点

リーディングの平均点:269.5点

平均スコア・スコア分布 詳細 (第239回)|TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料|【公式】TOEIC Program|IIBC

 

TOEIC受験を目指している方の中には就職や昇進、転職のために頑張っている人も多いかと思います。英語をあまり使わない職場であれば平均点の約600点は超えておきたいですね。ある程度英語を使うのであれば800点くらいは目標にしましょう。

 

4 TOEIC用の単語力をつける

まず初めに自分がどのくらいTOEICに必要な英単語を知っているか確認しましょう。特にTOEICでは単語の言い換えなどを問う問題も出題されます。このことから中学や高校、大学の時に覚えた単語ではちょっと心細い気がします。またTOEICに出てくる英語は英語を母国語とする国で日常的に使われている実用的な内容なので学校で習った内容とは少し違います。そのためTOEIC用の単語帳で勉強することをオススメします。

 

TOEIC初心者に是非オススメしたいのは「銀のフレーズ」です。朝日新聞出版から出ているTEX加藤さんの単語帳です。TEX加藤さんは今でも毎回のようにTOEICを受験して満点を取り続けている方なので、内容が古いということはありません。そして、単語帳を開くと左側に短い文章が載っていて、右のページに各単語と詳しい解説が載っています。そして単語の発音はスマホで無料で聞くことができます。こういうことができるのは現代ならではの利点だと思います。昔よりずっとずっと英語は勉強しやすくなっているので文明の利器を総動員しましょう。

5 英文法の基礎を確認

単語力がある程度ついてきたら英文法を復習しましょう。日本人なら誰でも中学や高校、大学で英語の授業を受けたことがあると思います。今一度丁寧に復習して基礎を確認することをオススメします。ゼロから基礎を確認したいというのであれば中学英語からスタートしてみて下さい。といってもそれほど量があるわけではないですし、すぐに思い出せるものも多いと思うのでそれほど時間はかからないと思います。TOEIC学習に必要な英文法の知識は日本の高校卒業までの範囲内を完璧にしていれば問題ありません。ここではとても基礎的な文法書を何冊かご紹介しておきます。Amazonのレビューやコメントを見たり、実際に書店に行って手に取ってみて読みやすいものを選んで下さいね。

6 リスニングパートで耳を慣らす

単語力をつけて文法の基礎を確認できたらリスニング学習を始めましょう。「聞き流すだけで〜」という英語教材をよく耳にしますが、TOEIC学習者はしっかりと土台を作ってからリスニング学習を始めて下さい。聞き流すだけでも確かに耳が慣れてくる部分に関しては聞けるようになってきます。全くやらなかった時よりも聞き取れるようになると思います。でもある程度の単語力と文法の基礎がないとその後が伸び悩んでしまいます。特にTOEICのリスニングの内容は海外で日常シーンで使われる英語なので、基礎がないと聞き取ることは難しいと思います。公式問題集のリスニングパートを何度も繰り返し聞いて発音に慣れていきましょう。

 

聞き取れない理由は大きく分けて2つしかありません。単語が分からないか、文法的な知識がないから分からないかのどちらかです。自分がなんで聞き取れなかったかをよく分析して、弱点が単語なのか文法なのか把握して下さい。勉強していく過程で一番効率が悪いのは分からないことが分からないことです。分からないことは悪いことではありません。分からないこと、苦手なことを探すのが勉強の始まりです。そしてそれを覚えて「デキる」ようにすればいいのです。

 

繰り返し問題を解く上で重要なのが音読です。何度も問題を解いて完璧に理解したリスニングの文章をスクリプトを見ながら声に出して読んでみて下さい。音声を聞いてできるだけ発音などに気をつけて真似して言ってみて下さい。読みながら意味を頭で思い浮かべて感情を込めて言うようにするとより効果的です。この作業を繰り返しすることで「聞ける」が「言える」に変わります。口に出してきちんと発音できる英語は「聞き取れる」英語です。ここまできちんと仕上げないで先を急いでもスコアは伸び悩んでしまいます。

 

上級者にはさらに負荷の高いシャドーイングをすることをオススメしています。シャドーイングは音を聞いて、聞こえた音を意味を理解しながら影のように追いかけて音読することです。スクリプトを見ないでやるので耳だけが頼りです。そのためある程度の英単語や文法、英語ならではの言い回しなどが頭に入っていないと難しい作業となります。リスニングの集中力をつけるためにはかなり効果的な学習法ですが、初心者はまずスクリプトを見ながらの音読を徹底的に繰り返しましょう。

7 リーディングは好きなジャンルを精読

英単語と英文法の基礎を復習した後でリスニングの文章を暗唱するくらい繰り返し音読したら、リーディングは比較的読めるようになっていると思います。TOEICのリーディングは色々なタイプの文章が出題されますが、パターンをいつも決まっています。なのでまずは自分が得意なパターンや好きな文章から読むようにして下さい。

 

まずは公式問題集のリーディングで読みやすいものを見つけて下さい。そしてその文章を精読して下さい。まず分からない単語はなくします。文法的にも不明なことがなくなるまでクリアにして下さい。そしてリスニングパートでやったスクリプトを見ながらの音読を繰り返して下さい。好きなジャンルといってもあくまでも公式問題集のリーディングパートの文章の中から選んで下さい。

 

総合的な英語力をつけるためには色々な媒体の英語に触れた方がいいです。でもTOEIC学習を効率的にして短期間でスコアを伸ばすと言う目的を達成するためにはTOEICの公式問題集に出てくる英語に集中して下さい。

8 英語学習の習慣化

英語学習は継続することが大切です。皆さんはどんなに疲れていてもほぼ毎日歯を磨いたり、お風呂に入ったりしますよね。それと同じように英語学習は一日で必ずやることとして習慣にして下さい。感情を排除して機械的にその時間を作ると継続します。やったりやらなかったりしているといつかはやらなくなってしまうのです。どんなに忙しくても目標のスコアと取るまでは一日の優先順位の一番に考えて下さい。必ず朝30分とか夜お風呂から出たら30分とか機械的に一日の予定に組み込んで下さい。そしてポイントは1時間とかまとまった時間を確保しようとしないことです。最初は10分とか15分とかでいいんです。ちょっと座って問題集広げるだけと言う気持ちが大事です。そのうちせっかく広げたんだから一問くらい解いてみようって解いてみる。そうしているうちに30分とか1時間とか勉強する習慣がつけばいいと思います。

 

夢をつかんでいる人や理想の自分になれている人はそういう人だと思って下さい。私もTOEIC900点取れたらどれだけすごいんだろうと思ってワクワクしていたら少しずつ英語学習が習慣になっていました。そして900点超えたら、満点の景色はどんな感じなんだろうと思ってさらに集中してエネルギーを注ぐようになりました。夢や目標を明確に持って、それに向かって努力して、成長を実感したらよりエネルギーが湧いてきます。人は1年で人生を変えられます。習慣が変われば人生は変えられます。3年、5年、10年といい習慣を積み重ねれば途方もない場所に辿り着くことができます。

9 まとめ

いかがでしかた?TOEIC学習の初心者の悩みはとてもよくわかります。私も初めは初心者でした。今は沢山情報が溢れていて学習法や英語教材などもどれを選んでいいか分からないほどありますよね。ゼロから独学で英語学習を続けてきた経験をもとにTOEIC初心者が効率よく結果を出せるようにお伝えしてまいりました。

 

悩みは尽きないと思いますが、これからのどんどん皆さんの疑問にお答えし、不安を解消していけたらとと思っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。