英会話の目的はたった3つ!上達するために必要なことは?

皆さんこんにちは、gAKUです。

 

「英会話ができるようになりたい!」

 

多くの日本人の望みではないでしょうか?

 

でも残念ながらこのような曖昧な目標ではまず英語ができるようにはなりません。多くの人はこの辺りに問題があるような気がします。ただ勉強しているだけとか、ただスクールに通っているだけでなんとなく満足している方がかなり多いのではないでしょうか?

 

私が次に挙げる3つの理由を明確にして、それができるようになる努力をすると自然と英会話は上達するでしょう。

 

■3つの理由

 

・簡単な単語がすぐに口から出てくる。

 

英語で話そうとすると一番困ることと言えば、言いたいことがすぐに口から出てこないことじゃないでしょうか?言葉を発することができないなら会話になどなりませんよね。まず単語をしっかり覚えましょう。そして重要なのは単語の使い方を意識しながら覚えることです。特に動詞などは他動詞と自動詞の違いなども覚えておくと使うときに便利です。またどんな前置詞と一緒に使われているかなども重要ですよね?

 

単語が「分かる」から「使える」レベルにしないと、すぐに単語が出てこないので、このあたりの練習をする必要があります。日本人は英語力はある程度あるのだと思います。しかし持っている英語力を使える形に出来ないから「話せない」状態なのだと思います。「分かる」を「できる」にしないと英会話は上達しません。まずはこの部分を理解して、基本的な単語がパッと出る状態にするようにしてみて下さい。

 

私が単語を覚えるのにとても役に立ったのはmikanというアプリでした。英検1級の二次試験は即座にスピーチの内容を考えて話すことが求められます。瞬時に頭の中に文章が組み立てられる状態にしなければならないのに、英単語すらパッと出てこないのでは話になりません。このアプリがいいのはどんどん英単語を読み上げてくれるところです。分からなくてもすぐに先に行ってしまうので、即座に日本語の意味を思い出さなければなりません。英検対策用ではありますが、とてもいい訓練になるのでオススメです。自分にあったレベルのものを選んで使ってみて下さい。

 

・中学レベルの英文を組み立てることができる

 

先ほどは単語がすぐ口から出てくるための訓練をすることをお話ししましたが、今度はそれは文章にするスキルです。我々日本人は英会話といっても外国語を話すことになるので、熟練のイングリッシュスピーカーになる初期段階では日本語から英語に言いたい内容を置き換えることをします。英語を英語のまま理解するようになるのは練習を積んだ後です。スピーキングもさることながら、英語力が一番つくのは日本語を英語に翻訳することです。それが出来れば英会話は口にでしてそれを言うだけです。頭の中で言いたい事を和文英訳して口に出す作業を瞬時にできるようになることが最終目標です。

 

このことをするために何が必要かと言うと、英単語に加えて英文法の知識です。英文法というと覚えることが沢山あって面倒なイメージがありますが、まずは中学英語の英文法で十分です。これだけでも大抵の人はかなり満足できる英会話を話すことができるレベルに到達すると思います。中学レベルの英文法で英文が組み立てられることが2つ目の目標です。

 

中学で習った英語をおさらいして、理解できた事をアウトプットするだけで英会話はできてしまいます。後はどんどん単語を増やしていけば日常会話なら不自由なく使えるようになります。高校の英文法は後からのんびり勉強するくらいで十分です。

 

言葉を話すことなどそれほど神経質になることはありません。まずは最低限知っていなければならない単語と文法を使える形にち引き上げるだけで英会話をスタートさせることはできます。一番良くないのはある程度まで勉強してからじゃないと会話などできないと思うことです。まず片言でも支えながらでも言葉を発することが先です。勉強しながら後からどんどん単語量や文法力を付け足していけばいいだけです。英語はコミュニケーションのスキルですから、口から出ないのでは話になりません。英文法は英語のルールです、独学でできてしまうので一人で練習してみて下さい。

 

・相手の言葉が聞き取れる

 

3つ目は相手の言葉が聞き取れるようになることです。「簡単な英単語がすぐに口から出てくる」と「中学レベルの英文法を組み立てることができる」という2つの目標は自分が相手に英語を話すためのスキルです。

 

英語を一方的に話すだけでは会話になりませんよね。会話なので相手の言っている事を理解しなければなりません。なので3つ目の目標は「リスニングスキル」をつける事です。これは比較的簡単です。

 

試験ではリスニングのパートは大抵一度しか聞くことができません。聞き逃すともう答えることはできません。実際の会話ではネイティブが話してくれる言葉が聞き取れなかった場合、何度でも聞き返すことができますよね。そのため初めから高いリスニングスキルを目指す必要はありません。

 

リスニングのスキルはスピーキングのスキルと比べるとかなりウェイトが軽いのでスピーキングの能力が上がってくればリスニングのスキルは上がります。実はこれ、ライティングやリーディングにも同じことが言えます。話せる内容が書けなかったり、理解できないことなどないですよね?聞けないということもありません。

 

これがとても大事なことなのですが、スピーキングは4つのスキルの中で一番負荷が高いため、スピーキングのスキルを磨くことが他の3技能のレベルを高める近道なのです。それなのに日本人の英語学習は4技能の中で最も負荷の低い読むことに時間が割かれすぎる傾向にあるので、他の3技能の力がつきにくいのです。読むことってとても難しいことだし、特に難解な文章を精読することなんてとても時間がかかりますよね。でもそれを即座に英語で聞けたり、書けたり、言えたりすることの方がもっと難しいですよね。 

 

まとめ

 

英会話を勉強するためにはまず目的を明確にすることが大事です。どのような種類の英会話が話せるようになりたいのかを決めることです。そして、そのために基礎である英単語と英文法の知識をつけることがとても重要です。これは学校に行く以前に自分で独学することをオススメします。なぜなら教わることではなく覚えなければならないことだからです。

 

そしてその知識を「知っている」状態から「使える」状態にするための練習が必要です。この段階にきてようやく英会話学校に通えるレベルに到達します。英会話学校に興味がある人は通ってみるのもいいと思います。ただ「使える」状態にするのも訓練なので、やはり自分で何度も英文を声に出して読んで、少しでも多く口から英語を発する機会を増やす以外上達の道はありません。

 

文法的に正しい良質の英文をCDなどのお手本を聴いて何度も真似して発音の練習をするしかありません。歌をうまく歌えるようになりたい場合、上手い人の歌を聞いているだけでは上達しませんよね。自分で何度も歌ってみないと歌はうまくなりません。英会話もそれと同じです。

 

英会話は勉強ではありません、練習です。