英語学習に関する基本的な考え方

皆さんこんにちは、英学です。

 

 

英語学習に関する基本的な考え方

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英語の先生の役割

 

英語のティーチングやコーチングで一番大切なことは、英語学習者の「ヤル気」、能動力を引き出すことだと思います。

 

英語は「教えてもらう」ものではなく「学習するもの」。

「受動的なもの」ではなく「能動的なもの」です。

 

英語講師の役割は学習者の「学習についての進捗管理「モチベーションの管理」だと思います。教える内容や教え方などではなく、学習者のセルフラーニングをサポートすることが優秀な講師の一番の役割だと思います。

 

現在は教科書や参考書などよりもはるかに多くの知識や情報を得ることの出来るパソコンやスマホがある世の中です。しかしその割には英語が出来る日本人の数はあまり増えていません。

 

なぜ自分で学習出来ないのでしょう?

 

それは教える人や教えるスキル、良質な教材が不足しているからではなく、単に学習者のモチベーションが高くないからではないかと思います。

 

ビジネスマンとして英米仏と海外の金融機関で18年間、英語で業務をしてきた経験は将来を担う子供達をはじめ多くの英語学習者にとって内容に説得力があり、心をつかむことの出来るレッスンを行っていることを確信しています。

 

英語を身につけたことで得た人生の充実感や仕事のやりがいは、言葉では語りつくせません。

 

英語学習は努力を裏切りません。成長を感じることが出来てやりがいがあるのでとても楽しいことです。

 

英語は勉強ではなく音楽やスポーツに似ている 

 

英語は楽器の演奏やスポーツの上達と同じように毎日繰り返し練習をすれば誰でも確実に出来るようになります。逆にどんな上級者でも日々の反復練習を怠ると身についたスキルはみるみる落ちてしまいます。

 

国語、数学、理科、社会など他の教科と同様に英語を勉強することになるので成績が悪い、優秀じゃないと英語もあまり出来ないというのは誤解です。

 

英語は言語なので頭が良くなくても誰にでも身につけることが出来ます。その証拠にバカだから英語が話せないアメリカ人とかイギリス人など存在しないですよね。笑

 

英語は学校や塾などで授業を受けて一生懸命宿題をしても、せいぜい「読む」スキルしか身につきません。受験や試験のためだけならそれでいいかも分かりませんが、それだけでは英語に費やした時間やお金、エネルギーがあまりにももったいないと思います。

 

英語学習者の皆さんに「聞く」「書く」「話す」スキルを身につけグローバルな舞台で通用し、生涯を通じて自分自身の助けとなるような一生モノの英語力の基礎を作るためのお手伝いをしたいと思っています。

 

英語力が日本語力を超えることはない

 

英語力の上達には母国語の力が必要です。我々日本人は日本語で自分の意見や考えを不自由なく適切に表現することが出来ます。知識を吸収し教養を身につけることも可能です。

 

英語でも全く同じようにそれをすることが可能でしょすか?

 

日本人の思考力や知識を吸収する力は日本語を使っている時が最も強く、知識の理解や表現力も他の言語を使っている時よりも自在に対応することが出来ます。

 

英語のスキルを身につけ、コミュニケーションをするためにはある程度日本語によって知識を身につけ、教養を高めておくと話す内容に深みが増します。

 

そのため英語のスキルを身につけることと同時に外国人と交流する際に必要とされる国際情勢や世界で起きている出来事や外国人が興味を持つような国内の文化や習慣など会話の中身(教養)もレッスンでは取り上げています。

 

また「日本語和訳」も大切です。日本語を可能な限り簡単なフレーズに置き換えることで頭の中で英訳しやすくなるからです。このように日本人が英語を習得するためには日本語が出来ることが前提になります。

 

これまで長い間、金融機関で勤務し日々グローバルマーケットを追ってきたので、ビジネスマンの視点から国際情勢を理解し、これからの国際社会や将来の日本社会に英語学習者がどのように関わり活躍していくことが出来るのかを一緒に考えることが可能です。

 

英語のスキルを磨くこと以外にグローバル人材にふさわしい必要な教養を身につけることに重視しています。これこそが多くの英語教室や英会話学校にはない価値あるレッスンとなることでしょう。

 

特に欧米人は教養の高さや自国文化への造詣の深さなどでその人の信頼度などを評価するところがあります。たとえ英語が流暢でなくても教養に裏付けられた言葉づかいや内容のある会話が出来れば国際社会で高く評価されます。

 

発音より発声

 

発音がきれいでペラペラだけと文法があやしい帰国子女と、発音はあまり滑らかでなくリスニングも少しあやしいけれど和文英訳がきちんと出来ている人とではどちらが羨ましいですか?

 

一見、文法が怪しくてもネイティブと不自由なくペラペラ話している人を羨ましく思いますよね?

 

しかし、和文英訳がきちんと出来る人の方が後々確実に英語が出来るようになり、リスニングも上達するでしょう。書くことが出来れば話すことは出来ます。しかし話すことが出来ても書くことが出来るとは限らないのです。

 

きちんとした文章を書くことが出来ないということは、表現したい内容を文章という形で組み立てられないということです。これではいくら会話の練習をしたり、ネイティブによるレッスンを受けても英語が出来るようになるのは難しいでしょう。

 

話せるようになるためには書く力をつける必要があります。文章を書くことは、単語や熟語を文法というルールに従って配置することです。英語力は究極的には英作文力に裏打ちされます。英作文力は構文や単語・熟語を含んだ質の良いフレーズを沢山インプットすることで身につきます。そのためには繰り返し音読することが最も効果的で上達への近道です。

 

身体の4カ所、「目」「口」「耳」「指」を使って音読を繰り替えすことで英語力を飛躍的に伸ばすことが出来ます。(「指」で文章をなぞる。)

 

語学の習得全般に言えることですが、英語学習は楽器の演奏やスポーツの上達と同じようにまず基本となるルールを身につけることが大切です。そのためには「まねること」「反復すること」を地道に繰り返すことが欠かせません。

 

「分かる」「出来る」に変わるまで反復を行い、英語を外国語として習得するためには絶えず磨きをかける必要があります。

 

英語学習に最も大切なのは「音声」です。英語の音を脳に刷り込むためには自分自身で英語の音を何度も声に出すことによってこそ深く確実に定着します。その上でリスニング練習を行うと効果は一段と高まります。

 

エッセイ ライティング

 

英語は日本語の文章とは違い厳格な形式に従い論理的な文章を書くことが求められます。いわゆるエッセイ(小論文)は主張→理由→結論の順番で書くのが普通です。

 

世界の公用語である英語では国際社会で要求される自己表現力や論理的思考力を簡潔に且つ直接的に伝えることが要求されます。こうした英語の文章(エッセイ)を書くためには基本的な文法力や語彙力が試されます。そのために短文で和文英訳を正しく書ける力を伸ばすことが重要です。

 

そして長文を書くには日本の社会問題、環境、科学、政治、経済、医療、比較文化、教育などのテーマについて自分の意見を持ち明確に伝えることが出来るようになることが必要です。

 

母国語と外国語の学習方法の違い

 

日本語と英語の間を行ったり来たりする能力(言語操作能力)を伸ばすことは英語学習の醍醐味です。複数の言語の間を行ったり来たりすることで、普段無意識に使っている日本語にも修正が加わるり、改めて言語力や思考力を鍛えることが出来ます。

 

ネイティブの講師が英語を英語で教えている学校がありますが、英語学習初級者には多くの効果は期待出来ない可能性があると思っています。それは日本語と英語とでは語彙・音韻・文の構造などの点で全く異なるため、日本人が英語で英語を理解するようになるためには相応の練習をしてからでないと難しいでしょう。

 

外国語を習得するためには言語の仕組みを知らなくてはなりません。日本語は母国語なのでその仕組みは意識されることなくいつの間にか身についてしまいます。しかし、英語の場合はその仕組みを意識的に身につけなければならない側面もあるので、特に初級・中級学習者には英語を外国語として学習し習得した経験のある人から習う方がいいと思います。

 

インプットとアウトプットのバランス

 

レッスンでは音声に従って質の高いインプットを継続し、アウトプットの水準を高めてる習慣をつけていきます。これまで国内の多くの英語学習はアウトプットにあまり重きを置いてこなかった印象を受けます。

 

私が担当している全てのレッスンでは書く力と話す力を音読によって強化し、アウトプットにも重点を置いています。このバランスが良くないと本当の英語力は身につきません。

 

英語を学習する児童・生徒の保護者の方へ

 

99%の保護者は「我が子にも本物の英語を授けたい」と思っているようです。

 

10代は人生の基礎となる思考や知識、価値観が形成されるとても大切な時期です。皆さまの大切なお子様が過ごす貴重な時間のことを今一度考えてみてあげて下さい。

 

英語力という武器を習得する過程で語学学習という域を超えて、大切なお子様の人生が生涯に渡ってより幸福に、より豊かになるべく幅広い知識や教養を身につけて頂けるものと確信しています。

 

最後まで読んで頂きありがとございました。