皆さんこんにちは、英学です。
今回は英会話学習をしている初心者の方の中でどうすればスラスラ英語が口から出てくるか悩んでいるという方達に向けて書いてみようと思います。
日本人はほぼ全員学校で英語を勉強していたにも関わらず「英語が思うように話せない」、「単語が頭に浮かんでこない」、「口から言葉が出てこない」といった感じではないでしょうか?僕も学生時代「なんで英語がこんなに好きでテストの点数も良いいのにこんなに英語がしゃべれないんだろう?」と悩んだことを今でも覚えています。
僕は学生時代に英語を独学で勉強しました。効率的な英語学習法を試行錯誤しながら英語のスキルを磨きました。当時偏差値60くらいの公立高校に通っていたどこにでもいる普通の学生です。頭が良いわけではありません。ラグビー部で3年間部活に明け暮れて授業中は居眠り状態だったので、他の教科の成績はまるでダメでした。でも英語だけは将来人生を切り開く道具になると思っていたので勉強していました。
自分なりに質の高い学習時間を積み重ねた結果、大学時代にはTOEIC980、TOEFL650を達成しました。そして現在の英語力を確かめるためと、自分の学習方法が効率的であるかどうかを証明するために改めて2019年、47歳の時に英検1級に挑戦して4ヶ月の準備期間で1発合格を達成しました (2018-3)。
今回はそんな僕が英語がまだスラスラと話せない初心者の悩みを次の3つの対処法を説明することで、一気に解消したいと思います。
【目次】
順番に説明しますね。
1、完璧主義をやめる
我々日本人が学校で教わった英語教育は基本的にアメリカ英語です。アメリカで使われている英語なので例えば「センター」という単語はイギリス英語の「centre」ではなく「center」の方を教わりましたよね。ネイティブの発音もアメリカ人の発音がお手本です。
多くの日本人にとっては英語の発音といえばアメリカ人が話す英語の音しか聞いていないという感覚です。そしてそれしか聞いたことがないといった状況だからか、「あのように話せるようにならないと恥ずかしい」、「間違えるのは恥ずかしい」という完璧主義的な考えが強くなってしまったのではないでしょうか?
日本は島国であまり外国人がいないから仕方ないのかもしれませんが、日本以外のほとんどの国では色々な国の人が混じり合って生活しています。そしてその分だけ色々な国や民族の人たちの英語を耳にします。
僕もよくニューヨークやロンドンに出張していた時に何度行っても全く聞き取れない英語を話している人が沢山いることに驚きました。ニューヨークは世界中から色々な人たちが集まっている場所です。沢山の国の人や移民の人がいるので英語の種類も沢山あります。アメリカ人だからといって我々が学校や英語の教材で聞くようなきれいな英語を話しているわけではないのです。ロンドンでも同じです。ロンドンも沢山の移民が生活しています。沢山のヨーロッパ人もいます。ヨーロッパ人の英語など出身国や地方によって実に様々です。
我々日本人が英語学習で耳にした発音や、動画サービスで観るアメリカやイギリスの映画やドラマに出演している俳優などが話している英語だけが英語の発音ではないということです。あのように話せるようになれば理想かも知れませんが、そうでなくてもまず意思疎通することを優先するべきです。
正しくて、きれいな英語を目指しつつもネイティブに「通じる英語」を話すことを目指すべきです。間違えているのを恥ずかしがって話さないでモジモジしている姿は実は一番恥ずかしい姿だと思って下さい。そう思ったらとにかくバンバン頭に浮かんだことを口に出せばいいのです。
発音や文法が間違えていてもネイティブならそれを直して聞き返したりしてくれます。決してバカにしたりしません。片言の英語を間違えながら話している恥ずかしい人だと思ったりもしません。我々も片言の日本語で話しかけてくる外国人をそのような目で見ないですよね?この人恥ずかしいと思わないですよね?
完璧主義なんて捨てて会話を楽しむことに重きを置きましょう。
2、基礎力強化(インプット)
完璧主義を捨ててリラックスして会話をする気持ちになったら、今度はある程度インプットが必要です。会話というのは最低限相手の話すことを聞き取って理解し、それに対して自分の意見や考えを返すことで成り立っています。
ネイティブが話す単語の意味が分からないのならまずは基本的な単語を覚えましょう。単語は分かるけど文の構造が分からないのであれば文法を勉強しなければなりません。ゆっくり話してくれれば理解できるのであれば音のつながりが聞き取れないということなので聞き取りの練習が必要です。
このように何が分からないのかをはっきりさせて、分からないことを分かることに変える勉強をすることが初心者を抜け出すために一番大事なことです。
英語は単語、文法、音声で出来ています。単語や文法の知識が分かっていてもその知識をスキルに変えることが出来ないと話せるようにはなりません。音を理解してそれを自分でも発することが出来なければネイティブに意思を伝えることは出来ないのです。
英会話の勉強で一番大切なことは単語と文法を音声とセットで覚えることです(インプット)。そしてそれを繰り返し継続的に声に出して練習することです(アウトプット)。
3、実践的なトレーニング強化(アウトプット)
ある程度インプットが出来てくるとネイティブの話す内容が理解出来るようになります。ただ次の悩みは自分が何かを伝えたいときに口から英語が出てこないということでしょう。これはアウトプットが足りないのです。話す経験、話す練習が足りていないのです。
我々は受験勉強などで英語の文法や読むことに関してはある程度出来るのですが、話すことや聞くことについてはそこまで得意ではありません。これが我々日本国民が英語を話す上で抱える大きな悩みなのです。
日本は島国ということもありますが、海外の国と比べて国内にあまり外国人がいないので英語を話す機会があまりありません。少なくとも日常的に英語を使う人などかなりの少数派です。
英語を話す機会がないという問題を解消するためにはどうすればいいか?
僕がやっていたことは音読の練習です。自分のレベルにあったものであればなんでもいいと思います。そして自分の好きな内容の英語でもいいと思います。趣味など自分の好きな内容であればそのことに関しての知識はあるわけなのでより英語を早く覚えられることでしょう。何でもいいとは言え、もちろん音声がついている教材を選んで下さい。
そして最初は短めなフレーズを声に出してネイティブが話すのと同じようにマネてみるのです。最低でもワンフレーズ100回くらいは練習すればある程度スラスラと口から出てくるようになります。
それが出来るようになったらスラスラ言えるようになったフレーズを試す機会を作りましょう。英会話のレッスンを受けるとか積極的に外国人に話しかけるようにすれば徐々に悩みは解消されていきます。
まとめ
いかがでしたか?
英会話は苦手とか恥ずかしいといったものではありません。どちらかというと全く知らないことを知る喜びを得たり、視野が広がったり、外国人に自分の意思が伝えられたりと楽しくて仕方ないものです。思ったことを表現出来た時の喜びはひとしおです。しかも数十億人の英語を話す世界中の人とつながれるわけですから。
英会話学習にはインプットとアウトプットのバランスがとても大切です。最初のうちはまずインプットをして知識を蓄えることが重要です。ある程度知識が溜まってきたら、それをスキルに変えるためにアウトプットする練習をします。後はこのインプットとアウトプットのレベルを上げる練習を継続的に繰り返すことです。
英会話力はノンネイティブである限りどんなに上級者になっても練習しなければ衰えてしまいます。一部の帰国子女のような方達は違うのかも知れませんが、少なからず日本国内で英語を身につけた自分などはそのように感じています。
今回説明した英語が話せない悩みを解消するための3つの対処法を常に思い起こして、まずは初心者脱出を目指して欲しいと思います。英語は上達するほど楽しみとメリットしかないのでとてもやりがいがありますよ。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。